熱帯魚・水草飼育 初めての飼育STEP13

STEP13:完成です。
 レイアウトが崩れていないか、ゴミは無いか、ヒーターは埋まっていないか、フィルターは正常かなどをチェックして下さい。そして、濡れた場所を拭いておきましょう。

 以上で水槽の設置は完了です。しかし、まだ魚やエビなどの生体を入れるには早すぎます。先に入れておいたバクテリア達が活動を開始するまで、そのままフィルターを稼働させつつ、照明を時間通りに点灯しておいて下さい。タイマーを利用するのも良いでしょう。
 CO2の強制添加は、一部の水草を除き、それ程重要ではありませんが、取り付けても問題ありません。

<補足>
 セットしたて、つまり1日目の水槽内の状態は、水が新しすぎて魚やエビ・水草にとって住み難い環境と言えます。例えるなら、人が一番風呂に入ったとき、皮膚がチクチクと痛いといった状況に近いと思います。
 また、水草から勢いよく気泡が出てきていて、あたかも光合成を盛んにしているかのように見えますが、これは枯れる直前と同じ光景で、苦しんでいる状態なのです。
 少なくとも2日間のはそのままの状態で魚を入れずに水を循環させ、バクテリアの活性を待ち、魚やエビの住める環境に整えていきます。
 水温はこれまでよく25℃設定と言われてきましたが、低温を好む一部の生体や水草を除いて、27~28℃位に設定した方が良いようです。25℃では病気の発生率が高く、成長も遅いようで、安心して飼育できないでしょう。