熱帯魚・水草飼育2日目

水草を育成している場合には水替えをします

 セット後、2日目を経過した水槽内は様々なものから溶け出す過剰なミネラル分によって、水草が吸収出来る分よりも栄養素が豊富で、むしろ過剰になっています。
 更にバクテリアによる浄化作用が整っていないこの時期は、枯れた水草の葉や根で益々栄養素が過剰になります。

水槽

 水草が吸収しきれない栄養素は藻類(コケ)によって処理されます。魚や水草を育成する者にとってコケの発生は厄介です。
 しかしこの時期はまだ、コケにとっても初期段階で目に見えて姿を現すには至りません。コケが発生する前に過剰な栄養素を水替えによって出して、コケの発生を最小限に留めるのがこの時期の適切な対処法となります。

 水替えにはソダーツKを使って水道水の塩素中和と同時に、水草の育成に欠かせない、かつ常に不足しがちなカリウムの添加を行います。(カリウムは水草の主食の1つだと考えて下さい)
 また、水替えにより水草はダメージを受けています。これをケアするためにソダーツAを添加します。更に水替えの影響で死滅するバクテリアの補充として水創エナジーを追加投与していきます。

 魚だけ飼育している場合も、コケのことを考えると行った方が後々の管理が楽になるでしょう。

<補足>
 1日目に入れたバクテリアたちは完全に目覚めていますが、まだ定着場所を求めて水中を漂っているものも多い状態です。人も引っ越ししたては落ち着かないものでしょう。バクテリアもおなじことで、ろ過材や底床などに定着すると活動を活発にします。
 2日目はまだその定着がすすんでいないので、過剰栄養素(コケの原因)>バクテリアの浄化能力といった状態です。それを補うために水替えを行うのです。