熱帯魚・水草飼育6ヶ月目

水槽設置後、半年が経ちました
 このころになると、水槽内の浄化サイクルもほぼ出来上がり、月に1回程度の水替えでも飼育環境を維持できるようになっているでしょう。ここでも判断基準はコケの発生を見極めることにあります。

●3ヶ月目でコケがなく、今もコケが目立たない場合
 全く問題なく順調です。今後も、エサ以外に魚や水草に必要なミネラル分やビタミンなどを投与しつつ、同じように育成していきます。

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●3ヶ月目でコケが目立ち、今はコケが目立たない場合
 育成環境は改善されました。ミネラル分やビタミンなどの投与に切り替えましょう。一旦は姿を消したコケですが、胞子の状態で次の機会をうかがっていると考えた方がいいでしょう。育成環境が悪化しないよう、何ヶ月かは水槽内の様子に注意してください。
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●3ヶ月目でコケがなく、今はコケが目立つ場合
 水替えを怠ったか、添加液の量が適当ではなかった事などが考えられます。ミネラル分やビタミンなどの投与を控えましょう。そして、3ヶ月目と同様にコケの元を断ちます。先ずは物理的に手で取り除けるものを取った後、水替えを行います。その際はやや多めに水創エナジーを添加します。同時にろ過材の交換により、最も厄介なリン酸を吸着除去するとともに、浄化バクテリアの新しい住み場所を増やし、浄化サイクルを正常に近づけていきます。
 水替えは続けて2~3回行います。場合によってはエビやオトシンクルス、モーリーなどの”アクア版生物兵器”を投入することも一案です。水替えによる蓄積物や栄養素の除去というよりも、水草の育成促進によって栄養分を吸収・除去させる方向で進めていくことが重要です。

●3ヶ月目でコケが目立ち、今もコケが目立つ場合
 初期段階での何かが原因だと思いますが、ここまできてもコケの発生が治まらないようなら、そのままの状態で育成を続けるよりも全てリセットした方が利口ではないでしょうか。その後の経費を考えても得策かと思います。
 全ての魚・水草を取り出し、用品は掃除したり新しいものに替えたりして最初の(1日目の)手順からやり直します。水に浸かっていた部分、例えば水槽やろ過器などは消毒し、コケの元を完全に駆除して再スタートする時に持ち込まないようにしておきます。